インカム脳とキャピタル脳

米ドル建て長期債への投資を行ったことは、先日記事にしましたね。

yuubinyasan.com

ここで、重大な報告です。

実はこの投資以降、私はすっかりインカム脳になっちゃったのです(笑)

「インカム脳」とは、私の造語です。

一言で言えば、

インカムゲインが入金される、又はそれを想像することで脳内の快楽物質の分泌が促され、半ば依存症に陥った状態」

のことです。

典型的な症状としては、

PERを逆数、つまり「益回り」で見るようになる

事があります(笑)

PERとは、要するに

「投資元本を回収するのに必要な年数(利益成長をゼロと仮定)」ですよね。

債券で言う「デュレーション」です。

PER15倍ならば、元本回収に15年掛かりますよ~。

同30倍なら、同30年ですね、ということ。

これは「株価のバリュエーション(お買い得さ)」を見るのに適しています。

市場センチメントの「うねり」を取っていく場合に使いますよね。

 

つまり「キャピタル(ゲイン)脳」といえます。

 

対して「益回り」は、

「投資元本に対して、どれくらいの比率で利益が発生するか」

です。

例えばPER15倍なら、益回りは約6.6%。

ものすごくザックリ言えば、

「この株に100万円投資すれば、投資家の利益は年間約6万6千円になりますよ」

ということですね。

同30倍ならば、同約3.3%です。

投資元本×比率=利益。

この計算式が、たまらなく心地いいんです(笑)

なぜならば「投資元本」を「積み上げる」ことで「利益」が増えていくことを実感できるから。

努力が可視化される、ということです。

株価の上下動も、所詮「比率」の上下動に過ぎないんだ!だから頑張って「投資元本」を「積み上げる」のが大事なんだ!

このように、バリュエーションという「変数」より、投資元本という「定数」に目が行きやすくなるんですよね。

長期積立投資にはうってつけです。

そして「日本人好み」の考えでもありますよね。

 

面白いですね。

「PER」も「益回り」も、同じこと(バリュエーション)を別の角度から見ているに過ぎません。

しかし、私たち投資家が受ける「印象」は全く違うのです。

PERは「株価」収益率。

あくまで「株価」が主役です。

「益」回りは、「利益」が主役。

「利益」が主役ですね。

長期投資には、後者の考えが適当かと思います。

私の「長期積立」の原点は、債券投資

私が株式投資を始めたのは、2001年の春です。

それまでに貯めていた約230万円を、すべて投入しました。

当然「安く買って、高く売る」という「うねり取り」のスタイルです。

当時は「株式を長期で積み立てる」というスタイルは、まだまだ一般的ではなかったんですね。

余談ですが、当時の投資関連雑誌では「日本株はPER30倍が適正なバリュエーション」と盛んに言われていました(笑)

ITバブル崩壊の最中でしたが、NEC等のハイテク株を「バリュエーション的に調整十分。ここからは買い下がりで」とか買い煽っていましたね。

ご存じの通り、そこから十分の一以下まで暴落し、未だに戻っていない株が多いです(笑)

当時の私は「含み損恐怖症」で、数%下げただけで即損切りしていましたが、結果的には奏功しました。

もちろん、取り逃した利益も多いですが。

リーマンショック時は、カバードワラント(「買い」からしか入れないオプションみたいなもの)にハマっていました。

ボラティリティは大変に高く、投資額が数日でほぼ無価値(9割以上値下がり)になる時も。

それでも「指数ならば、いつから反発するはず」と考え、「日経平均が千円下がるごとにコール倍額買い付け」を行っていました。

今から考えると、完全にギャンブラーですね^^;

結果的には100万円程の利益にはなったものの、ここで「価格変動リスク」にホトホト嫌気がさしたんです。

ここまで大変な思いをして、たった100万円かよ。

そこで目を付けたのが債券投資。

当時は金融危機の影響で、メガバンク債のリスクプレミアムが拡大し、円建てでも3%近いクーポンが付いていたのです。

これにほぼ全資産を投入。

年間36万円、月3万円のインカムの完成です。

給料手取り18万円時代の、月3万円のインカムですからね。

これって、凄くない!?投資額を2倍、3倍に増やしていけば、月6万、9万になるじゃん!不労所得で暮らしていけるかも!?

これが私の「長期積立」の原点です。

もちろん、金融危機の終息とともに、円建て債券のリスクプレミアムは急速に減少しました。

その代替として「株式の長期積立」を始めた、ということです。

インカム脳の完成、ですね(笑)

その後「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、再び「レバETF」やら「半導体」やらに手を出していたのですが、先日の長期債投資をきっかけに、再びインカム脳に戻りつつあるのです。

ジャパン・インフラファンド投資法人のPOに応募

インカムが欲しくてたまらない私は、ジャパン・インフラファンド投資法人のPOに応募しました。

https://www.mizuho-sc.com/product/stock/po/detail.html?code=9287

元々投資していた日本再生可能エネルギーインフラ投資法人が、TOBで売却せざるを得なくなり、その代替でもあります。

15口応募したのですが、当選したのは5口でした…

 

インフラファンドは、FIT後のイメージが全くつかめないのが欠点ですね。

仮にFIT後に発電所の価格がゼロになるとすれば、今の株価は「超割高」です。

完全に「タコ足分配」ですから。

それでも「数年の期間限定」で、数百万円程度投資するのは、悪くないかな。

そう考えての投資です。

新生銀行の3か月円定期(年利1%)に預金

www.shinseibank.com

年初の株売却以来、ずっと無利子で遊んでいる日本円を運用するため、四苦八苦しています。

この新生銀行の案件は、預入上限無しなのが良いですね。

加えて、最大8,000ポイントの新規口座開設特典が貰えるのも魅力です。

ポイントサイトを経由すると、この特典は対象外になるようなので要注意。

ちなみに、預け入れは1,000万円にしておこうと思います。

新生銀行が3か月以内に破綻するとは思っていませんが、念には念を入れて、ですね。

ポイ活再始動(笑)

漢方スタイルカードの改悪以来、心底嫌気がさして、ポイ活からは足を洗っていたのですが…

インカム脳になるとともに、「還元率」という言葉の魅力に、再び心奪われてしまいました(笑)

「総額×比率」という計算式に弱いんですよね、インカム脳は。

www.kuzyofire.com

九条氏のポイ活記事を参考に、検討した結果…

三井住友カードゴールド(NL)を作成しました!

最大還元率が2%と、かなり魅力的なんですよね(年間利用額100万円かつ、マイペイすリボ使用時)

トヨタウォレットやkyashを経由することで、ポイントの二重取り、三重取りも可能。

お店によって使用可能な電子マネー等が異なり、また使用時の条件も様々(現金払い以外はガソリン1リットルあたり1円高、など)であるため、それに応じた戦略が求められます。

これを考えるのが楽しいんですよね(*^^)v

タイムパフォーマンスとか言い出すと、確かに微妙ですがね。

ゲームとして楽しめばいいんじゃないでしょうか。

ポイ活には、かなりハマってきましたので、改めて記事にします。

地元のお店ごとの攻略記事とか、面白いかもね♪