Hiroさんのブログ記事で、秀逸な表現を見つけてしまいました。
円安ベホマラー効果!
思わず笑っちゃいました(笑)
いや~でも、素晴らしい表現ですよね。
だって、一瞬にしてイメージが湧くでしょ?
「円安による、円ベース資産額の押し上げ効果」とか書くより、よっぽど分かり易い。
ちなみに、このような表現方法をメタファー(隠喩)と言います。
メタファーは、言語においては、物事のある側面を より具体的なイメージを喚起する言葉で置き換え、簡潔に表現する機能をもつ。わざわざ比喩であることを示す語や形式を用いている直喩よりも洗練されたものと見なされている。
「ベホマラーのような効果」と書くと、「直喩」になります。
「~のような」という言葉で、直接的に比喩を表しているからです。
これを隠すから「隠喩」ということです。
私も、メタファーやアナロジー(類推)としてドラクエを好んで使います。
ロールプレイング・ゲームだけあって、現実社会の要素とリンクする部分が多いからです。
「買い物」だったり「成長」だったり。
あと、「誰もが知っている国民的ゲーム」ってのが大きい。
汎用性が高いってことです。
「分断」が叫ばれるご時勢に「老若男女だれもが親しんでいる」ゲームってホント貴重ですよ。
ベホマラーって聞いただけで「ああ、全体がまあまあ回復するやつね」と、みんながイメージを共有できる。
これって、すごい事です。
いっそ哲学なんかも、全部ドラクエのメタファーで表現して欲しいですよね(笑)
哲学が難解な理由の一つに、聖書やら古典文学やらを読んでないとメタファーが理解できないって事があると思うんです。
これをドラクエで表現してくれないかな~誰か。
私も以前、唯物史観をドラクエで「翻訳」を試みたことがありましたね(笑)
成功しているとは言い難いですが。。
AIが「円安ベホマラー効果」を思いつくか?
最近、AIによる画像生成が話題ですよね。
Aiが生成した画像が、美術品評会で1位になってしまい、「クリエイティブ分野の仕事まで、AIに奪われるのでは」という懸念が広がっているようです。
…しかし、私はどうもAIには懐疑的なんですよね。
AIにメタファーやアナロジーが理解できるんかい!って思っちゃいます。
そう、「円安に依る円ベース資産額押し上げ効果」を「円安ベホマラー効果」と表現できるの?ということです。
AIにこれができるんだったら、確かにすごい。
でも、無理でしょうね。
私はAIについてはド素人ですが、直感的に「無理だろうな」と感じます。
表面には出ていない「内在的論理」を理解できるとは思えないからです。
例えば私のブログは、一見「雑記」ブログに見えます。
しかし、私は大多数の記事について「投資」と「相対主義」を「内在的論理」として書いています。
これなんか、まさにそうです。
「障がい者を殺してはいけない」「白血病は抗がん剤に対する感受性が高い」
一見、全く異なる二つの話も「多様性の重要性」というロジックで繋がっています。
そして多様性の重要性は、自由市場経済と結びつく。
だから、二つとも「投資」のお話しなのです。
AIに、これが見抜けますか?
グーグルの検索エンジンに、これが見抜けますか?
グーグル先生は私のブログを「専門性の低い雑記ブログ」として判断するでしょう。
いやいや、投資ブログですって。
グーグル先生、あなたがバカなだけですから。
「ベホマラー」はじめ、記事中がドラクエ用語だらけで、一つも投資用語を使ってない「投資記事」だって書けるでしょう。
グーグル先生、ゲーム記事じゃないですからね。
ぜひ精進して、私のブログを「投資」「相対主義」ブログとして認識してくださいね☆