ひろゆき氏への批判について思う事

いつも心にサイコパスを★

こんばんは、サイコパスの郵便屋さんです。

 

みなさん、ひろゆき氏は好きですか?

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筆者は好き…というか、自由主義かつ実存主義的スタンスに共感しています。

 

ただ最近は、より広範な一般層へと「マーケティング」を行っているようでして…

餃子屋事件のあたりから、どうも道徳的、最大公約数的な語りが多くなっていました。

 

筆者としては、う~ん、て感じw

ホリエモンの方が共感できるな。

 

さて、筆者の見解はさておき。

 

昨年の暮れに、ひろゆき氏が「年末ジャンボ批判」の記事を配信していたの、覚えてます?

 

ews.yahoo.co.jp

この時のロジックは、

「期待値がマイナスの分野にリソースを投ずるべきではない」

というもの。

 

宝くじがパチンコをはるかに超える「ぼったくり」であるのは周知の事実ですよね。

まあ、そりゃそうだろって意見なのですが。

 

この記事に対して、批判が殺到したらしいんですよね。

 

・基本的にこの人は分かっていない。宝くじを買う人のほとんどは当たるなんて思っていない。くじを買ってもし当たったら何を買おうか、何をしようか妄想するのが楽しみなんだよ。本当に馬鹿だなぁ

・宝くじを期待値だけで論じるなんて、まさに中2レベル。当選番号が発表されるためのワクワク感も含めての宝くじですよ
・本当に余計なお世話。夢を買っているんだからほっといてくれ!

 

要するに、

宝くじは「投資」ではなく、

「夢」「わくわく感」を購入する「消費」である。

という反論ですね。

 

いいでしょう。

 

しかし、本日、こんな記事が出てました。

news.yahoo.co.jp

この記事のロジックも、基本的には前回と同じく

期待値マイナスの分野にリソースを投ずるな

です。

そこにパチンコの「違法性」への批判が乗っかった感じです。

 

当然、今回も

「パチンコは投資ではない。夢やわくわく感を買う消費だ」

って反論があるはずですよね。

全く同じロジックなんだから。

 

ところが、ヤフコメを見てみると…

 

・自分も同じ意見です。こんな無駄なことに時間を使って、本当に可哀そう。
パチンコは日本からなくなってほしい。

ひろゆき氏の言うことは正論。博打は必ず胴元が勝つように出来ているという事を知っているのか?

・胴元に主導権がある以上彼らが損をする仕組みはあり得んからね。

・人生上手く行ってない人ほどハマりやすいのだと思う。普通に稼いでる人に無用の長物だと思います。

 

おやおや、おかしいですね。

宝くじの記事とは打って変わって、好意的なコメントが大勢を占めています。

 

背景にあるロジックは全く同じなのに、「宝くじ」から「パチンコ」に具象が変化しただけで、反応がガラリと変ってしまうのです。

 

これぞ、典型的な認知バイアスです。

 

現状維持バイアス

 変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理作用のこと。

②確証バイアス

 自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集めること。

 

このあたりでしょうね。

 

単に、「パチンコをやってる人」より「宝くじを日常的に買っている人」の方が多かったってことです。

 

自分が日常的に行っている行為を否定されたくない。

だから反発する。

 

パチンコはやったことないし、イメージも悪い。

だから、批判に賛同する。

 

「ロジック」を見ているのではなく、「具象」を見て「反応」してるだけですね。

 

同じような事例でもう一つ。

 

実は、筆者も同僚から聞いた話なのですが、パチンコには「必勝法」があるらしいですね。

それは「期待値」に注目すること。

 

その同僚によると、店に数台「期待値がプラス」に設定された台があるらしいんです。

 

そういう台を日々観察して見つけ、ひたすら一日中、その台を打ち続ける。

すると大数の法則により、期待値に収束する。

 

なるほど、なるほど。

 

それって正に、インデックスほったらかし投資と同じロジックじゃないですか。

 

筆者も一瞬興味をひかれたのですが、

実質時給は大体2,000円と聞いてやめましたw

 

いや、それ労働じゃん。

一次関数 Y=axじゃん。

あのくそ喧しい光の洪水のなか、1次関数じゃやってられません。

 

いや、そんなことはどうでもいいんです。

 

問題は、その同僚が短中期トレーダーだってことです。

しかも、失礼ながらあまり上手くいってるようには見えない。

 

なぜ、パチンコで正しいロジックに行き着いていながら、それを投資で使わない?

 

これも、失礼ながら認知バイアスの典型例として挙げられると思います。

 

かくいう筆者だって、認知バイアスと無縁ではありません。

いや、むしろバリバリでしょうw

 

ただし、それを客観的に認識できているか、です。

大事なのは。

 

そうすれば、認知バイアスを味方につけ、投資に応用することだってできます。

詳細は過去記事をどうぞ。

yuubinyasan.com