資産額マイナス236万!~金利が上がると、なぜグロース株は下がる?~

いつも心にサイコパスを★

こんばんは、サイコパスの郵便屋さんです。

 

いや~派手に下げましたね。

 

資産総額 1億1,114万5,567円

前日比     ー236万4830円(ー2.1%)

 

給料半年分のマイナス。

壮観でございますw

 

市況を因果律で語るのは好きでないのですが、まあ今回はこれで決まりでしょう。

 

www.nikkei.com

 

米国債10年債利回りも強い動き。

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昨年10月に付けた1.7%を超えてきました。

 

さて、こういう時は慌てて感情的になってはいけません。

短期トレーダーの餌食になるからです。

 

筆者の同僚にも、億越えの凄腕短期トレーダーがいます。

彼は、認知バイアス丸出しの素人トレーダーを狙っています。

市場混乱時、恐怖に駆られて無駄に動き回るさまを、虎視眈々と狙っています。

 

彼らと戦ってはいけません。

 

市況がよかろうが悪かろうが、自分が決めた運用方針に淡々と従いましょう。

 

筆者の場合は、レバETF及び半導体株の定期売却(月100万)。

そして、インデックス(VTI)の定期購入(月50万)です。

 

まあ、ここ20年間の経験則でいえば、テーパリング及び利上げの段階で相場が下げ転換したことはありません。

 

「EPS成長」「利上げ(割引率上昇)」の綱引きは、前者が勝利を収めるということです。経験則的には。

中期投資家も含め、現段階では心配する必要はないと思います。

 

さて、市況はさておき。

 

今回、下げを主導したのはグロース(成長)株でした。

 

金利が上昇すると、高PERのグロース株が売られる」

 

よく聞かれる言葉ですが、ではなぜ、金利が上昇するとグロース株が売られるのでしょう。

 

今日はこれについて考えてみましょう。

 

株式会社は誰のもの?

まず、大前提として「株式会社は株主の所有物である」という認識が必要です。

 

内部留保を社員にも分配しろ」

 

こんな言説が最近よく聞かれますが、この言葉は2つの意味で間違っています。

 

①そもそも「社員」とは、法律上「株主」のことを指す

会社の「構成員」は株主である。

従業員を「社員」と呼ぶのは、あくまで俗称。

正しくは「使用人」「被用者」であり、「会社の構成員」ではない。

単に「労働契約により、会社の指揮命令に従う人」である。

 

内部留保=利益剰余金は1円残らず株主に帰属する。

株式会社とは、株主が金儲けを目的として設立したもの。

従って、会社が稼いだ純利益は、すべからく株主に帰属する。

使用人の給与は、あくまで「費用」であって「利益の分配」ではない。

 

はい、ここまではよろしいでしょうか。

そもそも、「株式会社の純利益が株主のもの」でないとしたら、PERだのPBRだのROEだの、あらゆる指標が無意味になります。

世界中がパニックに陥る事でしょう。社会は崩壊します。

 

「会社はみんなのもの」だの「近江商人三方良し」だの、企業トップが違法的発言を繰り返すのは日本ぐらいでしょう。

 

日本は法治国家です。

「法」よりも「道徳」を優先するのなら、日本から出て行ってもらいたいものです。

 

株価=会社が生み出すキャッシュフローの割引現在価値

割引現在価値、という変な言葉が出てきましたね。

具体例で考えましょう。

 

毎年、10万円の利益を生む自動販売があるとします。

この自販機の寿命は10年。

 

つまり、自販機が生み出すキャッシュフロー

10万円×10年=100万円です。

 

さて、あなたはこの自販機を100万円で買いますか?

 

買いませんよね。

自販機が壊れたり、盗まれたりするかもしれない。

つまり、リスクがあるからです。

 

加えて、もしその100万円をリスクなしの運用(国債)に回していれば、獲得できたはずの利子も失うことになる。

 

この二つの要素

①リスクを引き受けることに対するプレミアム

②リスクフリーで獲得できたはずの利回り

この合計で、100万円を割り引く必要があるってことです。

 

数字を入れて計算してみましょう

リスクプレミアムを5%

リスクフリーレート(10年国債利回り)を5%

とします。

 

1年後の利益(10万円)の割引現在価値は、

10万円÷(1+0.1)=約9万900円です。

 

同じく2年後

10万円÷(1+0.1)²=約8万2,644円。

 

3年後

10万円÷(1+0.1)³=約7万5,131円。

 

これを10年分繰り返し、合計したものが自販機の理論価格となります。

 

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株価の場合も同じですね。

その企業が生み出すキャッシュフローの合計値を、割引率(リスクフリーレート+リスクプレミアム)で割り引いたものが、理論株価です。

 

今回のように、金利が上がると割引率(分母)が上がりますので、株価は下落するということです。

 

ではなぜグロース株が、より大きく下落するのか。

 

それは、より遠い将来の利益が大きいからです。

 

割引率は「年数乗」で大きくなっていきますので、「遠い将来の利益」により多くの影響を与えます。

 

従って、グロース株の方が、より金利上昇に脆弱だという事になるってことですね。

 

 

すいません、時間がないもので相当雑な説明になってしまいましたm(__)m

そろそろ帰らないと、叱られるのです(´;ω;`)

 

ただ、我々投資家は、概念さえ理解していればよいと思います。

ああ、こんな感じなんだなって。

 

人間は「理由が分からない」事に恐怖を覚えます。

これがパニックに繋がります。

株価下落も、理由がある程度理解できていれば、落ち着いて対処できるでしょう。