いつも心にサイコパスを★
こんばんは、サイコパスの郵便屋さんです。
株式市場は、冬の嵐に見舞われていますね~。
資産額が目減りした人も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です( ノД`)
しかし!
長期投資家の皆さん!
あえて偉そうに、上から目線であえて言わせていただきますが!
この程度で動揺してたら、話になりません。
今発生してるリスク要因は、「オミクロン株」「中国の利下げ(景気減速懸念)」「米国の金融引き締め」ですよね。
それって、第二次世界大戦より重大リスクですか?
スペイン風邪より重大ですか?
米国株は、過去のあらゆる危機を乗り越え、今がほぼ最高値なのです。
長期投資家の極意は、
明日、暴落すると分かっていてもガチホールドです。
意味が分かりませんか?
分からないなら、まだまだです。
おとなしく、このブログを読んで精進しましょう!
…とまあ、ここまではよくある「長期投資家向け激励文句」ですよね。
過去帰納的にみれば、今回もへっちゃらだ!みたいな。
大御所ブロガーさんなら、それでもいいでしょう。ブロガーさん自身に権威があるから。
でも、当ブログ的には、それじゃあダメなんです。差別化しないと。
ということで、もう少し抽象度を上げたお話をさせていただきます。
ドラクエは、なぜみんなが楽しめるのか
みなさん、ドラクエは好きですか?
筆者は大好きです!
ファミコン版Ⅱなんて最高でしたね。
ゲームバランスがかなり厳しめで、ザコ戦一回一回が、ホントに命がけなんです。
でも、それが「冒険してる」感があって最高でした。
さて、このドラクエ。
なぜ、ここまで国民的に愛されるに至ったのでしょうか?
いろいろあるでしょうが、筆者が上げる理由は
「成長曲線が、常に右肩上がりだから」です。
ドラクエってレベル上がると必ず能力値が上がりますよね。
あのファンファーレ音とともに、「力が〇上がった!」「最大HPが〇あがった!」とか見るたびにテンション上がりましたよね。
逆に「レベルアップ時に能力値が下がることも」あったらどうでしょうか。
テンション一気に下がりますよね。なんのために頑張ってレベル上げしてんだよって。
いや、実際そんなゲームがあったんですよ。ウィザードリィだったかな。
もちろん、長期的に見ればレベルとともに能力も上がるんでしょうが、それでも一時的にでも「踊り場」的なものがあるのは凄く不快でしたね。
お稽古事も「成長の踊り場」が試練に
筆者はアコースティックギターを少々たしなむのですが、あれも最初はめっちゃ楽しいんですよ。練習するたびに上手くなってるのが実感できるから。
でも、そのうちぶつかるのが「Fの壁」なんです。
これが、なかなか押さえられない。2弦がビビっちゃうんですよ。
この「Fの壁」が乗り越えられなくて、ギターを辞めていく人はすっごく多いです。
こういう、「成長の踊り場」があると、人はネガティブになっちゃうんですよね。
スキーもそう。
ボーゲンでそこそこ転ばずに滑れるようになるまでは、成長曲線が右肩上がりなんです。
しかし、次の「パラレルターンの壁」があるんですw
成長曲線の踊り場ですね。
筆者は、ここでも挫折しました。
人は、努力が報われないと耐えられない
結局は、そういうことなんですね。
今の日本が活力を失っているのも「右肩上がりの成長」が無くなったからではないでしょうか。
そう、人は投入した努力に対して「右肩上がりの成長」がないと挫折しちゃうんですね。
で、ここで株式の話に戻ります。
なぜ、長期の株式投資が儲かるのか。
それは、「成長曲線に踊り場がある」からです。
下手したら、踊り場どころか半値くらいになることもありますよね。
普通の人は、そのことに耐えられません。
だから、その分が本来の価格から割り引かれるのです。
いわゆる「リスクプレミアム」ですね。
一般的には、このリスクというのは「変動率」つまり「予想リターンに対する標準偏差」を指します。
しかし、筆者は「変動」に加えて、この「成長の踊り場プレミアム」もあるんじゃないかと思うんですよね。人は、「努力」に対して「成長」というご褒美がないと不快になると思うんです。
で、この「不快さ」を引き受けるプレミアムとして、本来の株価から割り引かれた価格で取引が成立する、ということです。
現在のS&PのPERは、約21倍。
割引率は、その逆数ですから4.8%くらいか。
(あ、成長率は今回は無視してください)
つまり、一年後の100万円が約95万4,000円で売ってる状態ですね。
今回のように、市場に不透明感が広がると、株式を持つことに対する「不快さ」が増します。
すると、割引率がさらに上がって、一年後の100万円が95万になったり、94万になったりすると。
これが、株式の価格変動です。
年利2%の定期預金をした後で、年利が2.5%に上がったって、そこまで動揺しないですよね。あ~、もうちょっと待っときゃ良かったな、ぐらいで。
それと一緒です。「株価」の変動を見るから動揺しちゃうんですよ。
そもそも、「現金」だって価値の変動はしています。
現金が「尺度」つまり「ものさし」になっているから、それが見えないだけ。
「ガソリンが値上がりした」とは言っても「ガソリンに対して現金が値下がりした」とはいいませんよね。
それを考えると、株価の変動なんて些細なことじゃあありませんか。
どーんと、大きく構えていきましょう!