もし、どこでもドアが完成したら

いつも心にサイコパスを★

こんにちは、サイコパスの郵便屋さんです。

 

今日は、前回に引き続き「どこでもドアが発明されたら、社会はどう動くか」をお話していきたいと思います。

 

前回の概要は

・最初のどこでもドアは、「量子テレポート」の技術を発展させたものになる。

・量子テレポートは、「移動元で自分の肉体が分解され」「移動先で再構成される」というプロセスを辿る。従って、移動先の自分が「心」を保持していたら、それは「物質とアルゴリズム」である事になる。

・「心」ビジネスに投資マネーが集中し、「心」が商品化される。例えば「人気者」になりたい、と思えば、統計データにより、そのアルゴリズムを導き出し、薬物や脳内チップ等で再現する。

 

こんな感じでしたね。

詳しくは、過去記事をどうぞ。

 

yuubinyasan.com

商品化された「心」を買えるのは、一握りの富裕層

「愛」「友情」「絆」「承認」そして「幸福」

これらはすべて、「共同体への貢献に対する報酬」という一点で抽象化できます。

 

人間とは、共同体の中で自分の役割を果たすことで「幸福」を感じる生物なのです。

そして、この幸福は刹那的です。長続きしないのです。

結果、さらなる幸福を求めて、ハムスターが車輪を回し続けるがごとく、共同体への貢献をし続けることになります。

 

筆者の行動を見ても、それは自明でしょう。

昨日、「アクセスが1,000を超えました」という記事を書きましたよね。

アクセスが増えるのはうれしい。はてなスターがもらえるのはうれしい。

これは、読者という共同体に貢献したからです。

 

しかし、この幸福は長続きしません。

より多くの「いいね」「アクセス」を求め、筆者は「記事を書く」という労働を際限なく行うことになるでしょう。

 

この労働を、無賃金かつ合法的に行わせる仕組みを作り上げたのがGAFAなんですね。

この「仕組み」の危険性に気付いた人たちは、「マインドフルネス」で心をセルフコントロール下に置こうとしています。最近流行ってますよね。

 

一番熱心なのが、GAFAのCEO達というのは笑う所でしょう。

 

さて、ここで「幸福」が商品化され、誰もが手に届く価格でそれが販売されたらどうでしょう。

 

だれが労働するんですか?

 

そうなりますよね。 

従って、これらを手に入れることが出来るのは、一握りの富裕層だけになるでしょうね。

 

一般層が買えるのはドーパミン系でしょう。

労働により前向きに取り組むことが出来ます。

「コントロール可能な覚せい剤」が販売されれば、爆発的に売れると思います。

このフェーズでの推奨株式

筆者は、資本主義に残されたフロンティアは、「仮想現実空間」と、この「心」だと考えています。

「心」関連ベンチャーが、雨後の筍のごとくIPOしてくるでしょう。

しかし、彼らに投資するのはまだ早いです。

ITバブルを思い出してください。あそこでバカ高値をつけた銘柄の何割が生き残りましたか?

 

一旦バブルが崩壊するのを待ち、きちんと利益が出せるようになったのをみてから投資するべきでしょう。

 

ここで投資すべきは、スバリ「モビリティ」関連です。

「どこでもドア」開発のニュースによって、PER5倍程度に叩き売られるでしょうが、そこがチャンス!

シーゲル流たばこ株投資の再現です。

 

軽自動車を中心にモビリティビジネスはしぶとく生き残るでしょう。

 

どこでもドアは大型化する

初代どこでもドアは、「旅の扉」式になることは書きました。

「どこでも」行けるわけではないんですね。

各国の要所要所に設置され「空港」のような役割を果たすことになるでしょう。

最初は、政府高官や主要企業の幹部から。

その後、一般ビジネスマンや旅行者にも門が開かれます。

 

従って、航空機関連株はこの段階でアウトになります。

 

次に考えるのが、貿易をどこでもドアで行う事です。

原油等のコモディティにしても自動車等にしても、多くの輸送コストと、エネルギー消費が存在します。これの削減が狙われるでしょう。

 

どこでもドア、大型化ですね。

 

これが実現すれば、海運株、そしてエネルギー関連は壊滅です。

次世代どこでもドア

次世代のどこでもドアは、文字通りの「どこでも」ドアです。

従って、これまでの「量子テレポート」型ではなく、全く新しい技術が必要とされます。

筆者には、想像もつきませんがw

 

まあ、いくつもの困難を乗り越え、実用化に成功したとしましょう。

 

情報の流れが、ネットからリアルへと一気に逆流することになります。

だって、自分自身が、そこに行けるのですからね。

いくら5G、6Gといっても「実物」の情報量には敵いません。

 

そう、どこでもドアとは、超ブロードバンドなのです。

移動コスト(時間コストも含む)がゼロになる影響は凄まじいでしょう。

 

ズームや、メタバース関連等「移動の制約をネットで解決」系の銘柄は暴落です。

 

同じく「移動の制約」により安値がついていた不動産、サービス産業は一気に高騰します。

 

今の日本の外食、サービスは圧倒的なコスパですよね。

本来、こういった不当な安値は裁定(アービトラージ)が働いて修正されるのですが、移動の制約により、安値で放置されていたのです。

ランチ一食のために、飛行機に乗って日本に来るわけにはいけませんからね。

 

これが、一気に修正されます。為替も円高に振れるでしょう。

世界中の人々が、どこでもドアで日本の定食屋さんに行列を作る事でしょう。

 

以上、どこでもドアが発明された際に世界に及ぼす影響を考えてみました。

楽しんでもらえたでしょうか。

 

それでは、今日もお付き合い頂き、ありがとうございました😊