いつも心にサイコパスを(^。^)/
こんばんは、サイコパスの郵便屋さんです。
タイトルを見て来て下さった皆さま。
今日も、確証バイアス(※)絶好調ですね!
※確証バイアス=自分に都合の良い情報ばかり集めてしまう事。
不快に思われた皆さま、ごめんなさいね。
からかっているのではないのです。
筆者自身、この一週間で資産額マイナス455万ですから。
※この他、海外証券会社(IB証券)分の損失もあり
嘘でもいいから、嘘って言って( i _ i )
確証バイアスはお友達!
さて、ここからが本題です。
長期投資の場合、確証バイアスはプラスに働きます。
なぜなら、「相場下落時に投げないこと」こそが長期投資の「目的」だからです。
僕達は、株式に多額を投資しています。下落時は辛いですから、「大丈夫、君は間違ってないよ」と言ってくれる情報ばかり集めて「都合のいい物語」を紡ぎ始めるでしょう。
その結果「正しい行動」に繋がる、というわけですね。
どんどん、「自分に都合のいい情報」を集めましょう(^ω^)/
プロスペクト理論もお友達!
「プロスペクト理論(損失回避バイアス)」についても同じ事が言えます。
ー「利得の喜び」よりも「損失の悲しみ」をより強く感じてしまうため、損失確定(損切り)ができず、傷口が広がってしまうー
投資の教科書に、よく書かれていますよね。
でも、これが実際にマイナスに働くのは、「短期投資=トレード」の場合です。
長期投資は、繰り返しますが「売らないこと」が目的。
従って「損失回避バイアス」は大歓迎、というわけです。
あらゆる「認知バイアス」を利用しよう!
こうして見てみると、他にも多くの認知バイアスが長期投資に有用であることに気が付きます。
現状維持バイアス=現状からの変化を受け入れたくない。
⇒長期投資においては「投資している状態」が「現状」になる。
正常性バイアス=異常なことが起こった時に「大したことじゃない」と過小評価。
⇒株式は今がほぼ過去最高値。つまり、世界大戦や大恐慌すらも、長期投資においては「正常」の範囲内であり「大したことじゃない」。
等々。
長期投資は、認知バイアスを味方につける事ができるのです。
そもそも、なぜ認知バイアスが生じるのか。
人類の歴史は、その97%が狩猟採集時代だと言われています。つまり人間のDNAは、この時代を生き抜くのに最適化されていると考えるのが自然でしょう。
狩猟採集時代では、「経験則に基づく直感的な意思決定」を行う事が有利になります。そうしないと、食われていまいますからね。「食うか食われるか」という、ある意味「単純」なルールの下では、それが正解だったのでしょう。
適者生存法則によって、こうした「経験則に基づく直感的な意思決定」を行うDNAが勝ち残ることになります。
しかし、問題は現代が狩猟採集時代からかけ離れた「資本主義社会」である事です。
狩猟採集時代には「長所」として働いた人間の本能が、複雑な近代社会においては「短所」として機能してしまっているというわけです。
これが、「認知バイアス」の正体なんですね。
DNAとの闘争は避けよ
なぜ、ほとんどの短期投資家(トレーダー)が負けてしまうのか。
それは、トレードにおいては、人間のDNA に刻み込まれた「認知バイアス」がことごとくマイナス方向に働くからです。
認知バイアスを克服する、これは自らのDNAとの闘争であるといえます。
こんなことができる人は、一握りでしょう。
少なくとも、筆者には無理でした。
物事には、慣性が働きます。
人類の歴史97%の期間で培われてきた「認知バイアス」を敵に回すべきではありません。
そのままの形で、都合よく利用しましょう。
長期投資は「投げるか、持ち続けるか」という極めて狩猟採集時代的で「単純」なルールが支配する世界です。
認知バイアスがプラスに働く世界で、戦えばよいのです。